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秘密のアルバイト

第33章 もしかしてヤキモチ?

「うっ・うっ・・・かず・・・」

「あんっ・あんっ・潤・・・
潤・もう・・・もう・だめ・・・」

「かず・・・もうダメか?
いいよ、イって・・・かず・・・イケっ!」

「あぁぁぁ・・・イクッ!」


硬くそそり起っていた俺は、勢いよく自分の顔に白い液を大量に飛ばした。
また体を痙攣させながら、潤の胸に倒れ込んだ。


「はぁ・はぁ・はぁ・・・」

「かず・・・」


優しく名前を呼ぶ潤。
力を振り絞って頭を上げる。
両手で俺の頬を包み込み、優しいキスをしてくれた。


「かず、帰ろうか?」

「はぁ・はぁ・・・うん・・・」


ゆっくりと助手席に戻った。
黙って俺の体の後始末をしてくれる潤。
自分もズボンを履き、車を出した。


会話もなく、ずっと黙って運転をする潤。
潤のマンションまで10分くらいが、30分にも一時間にも思えた。

今日の潤、どうしたんだろう?
いつもみたいに優しくなかった。
気持ちよかったけど、何か命令口調だったり、いつもと全然違う。

あれ?
俺ん家に到着。
今日は潤のマンションにお泊まりのつもりだったのに。


「かず、着いたよ」

「あっ・・・今日は潤のマンションに・・・」

「かずごめん。今日は一緒にいたら、かずを壊してしまいそうで怖いんだ。
優しくできる自信が・・・ないよ」

「・・・わかったよ。
じゃあ、また週末にお泊まりしてもいい?」

「うん・・・荷物運べるか?」

「大丈夫、運べるよ。
・・・あのね潤・・・その・・・」

「あのさぁかず・・・
お願いしたい事があるんだけど・・・」

「俺にできる事なら、何でも聞くよ。
何?」

「かず・・・
この仕事、辞めてくれないか?」

「・・・えっ⁉」


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