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秘密のアルバイト

第34章 決断

「また、一人のパターンのやつか・・・」


そう思いながら、その下着を手にした。


「あの、二宮君・・・そっ、その下着に着替えて少し待っててくれないかな」

「はい、わかりました。
でも他の方みえるまで、待ってなくていいんですか?」

「うっ、うん・・・
二宮君が準備しているあいだ、連絡してみるよ」


そう言って、カメラと何が入っているのか、バッグを置いて部屋を出ていった。


「何かおかしいな。
今日は妙に挙動不審なんだけど・・・
まぁ、連絡してるみたいだから着替えて待ってよっと」


この仕事と潤との生活で、こういう下着を着なれた俺。


「う~ん・・・結構可愛い下着だな。
潤だったら喜んでくれるかな」


俺の頭の中は、つねに潤の事でいっぱい。


「始まるまでバスローブ着てよ」

「二宮君、準備できた?」

「あっ、はいできました」


カメラマンが入ってきた。


「今連絡したら、間に合いそうにないから、撮影しててって言われたから、始めようか」

「はい、わかりました。
いつもの一人パターンですね」

「そうだよ。でも本当は他のスタッフがちょっと道具渡したり、ちょっと手を加えたりする予定だったんだけど、僕が代わりに撮影しながらヤルのでよろしくね」

「わかり・・・ました」


この人か・・・
正直この人、あまり好きじゃないんだよな。

・・・あれ何だ?
さっきのバッグから道具らしき物だしてるけど。

あれはローション・・・であれはいわゆるオモチャだよね。
あとは何だ?
何かあるんだけど、バッグから出さないしこの人で隠れて見えないし・・・


「さぁ、二宮君始めようか」

「はい・・・」

「まずはいつもの、君の可愛いアップから。
そのあといろんな仕草、ポーズしてしてるところをとります」




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