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秘密のアルバイト

第36章 決断・・・2

ーガチャッ!・・・ー


ノックの音が聞こえて間もなく、誰かが鍵を開けて入ってきた。


「誰だよ・・・わぁっ‼」

「お前、何勝手なまねしてんだ!」

「しゃ、社長・・・あの・・・これには・・・」


社長・・・なの?


「前からモデルに手を出してるってウワサがあったけど、本当だったんだな」

「手を出したなんて・・・同意のもとで・・・」

「同意のもと?
撮影だって嘘をついて呼び出しておいて、同意のもとだって?ふざけるな!」

「社・・・長・・・苦しい・・・よ」

「二宮君、大丈夫か?ちょっと待ってくれ。
君には今日限り、辞めてもらうから、いいな」

「えっ、そんな・・・わかりました」

「もうこの部屋から出ていってくれ」


カメラマンはカメラとバッグ置いて、肩を落とし部屋を出ていった。


「ごめんね二宮君。
それにしても凄い格好させられてるね。
今楽にしてあげるからね」


俺の中には、ビーズとローターが入ったまま。
ゆっくりと同時に引き抜かれる。
そして俺の根本を縛っていた紐のようなものも、はずされた。


「あっ・あっ・だ・だめっ・・・」

「えっ・・・駄目?・・・わぁっ!」


ビーズとローターを引き抜くときの快感と、縛られて溜まっていたものが、一気に溢れ出た。


「社長・・・ごめん・・・なさい」

「いいよ二宮君。辛かったね・・・ごめんね。
家まで送るから、落ち着いたらシャワー浴びてきて」


社長はカメラと、バックを片付けはじめた。


「あいつ、こんな物まで・・・」


ベッドの横に置いてあった媚薬の小瓶を手にした。

俺は待たせてはいけないと体を起こし、ベッドから降りようとした。


ードテッ!・・・ー


「二宮君、大丈夫か?」


足がもつれて、思いきり転んでしまった。













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