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秘密のアルバイト

第37章 潤の決断

「本当はやってもいいかもなんて、思ってたりして」

「てか、かずにどんな感じか教えてもらおうと思
って」

「潤じゃないけど、お前マジカッコイイよ。
可愛いモデルたくさんいるけど、その子達に超モテると思うよ」

「カッコイイなんて、かずに言われたら超嬉しいんだけど」


缶コーヒーを持つ手を、ギュッと握ってきた。


「何調子のってんだ・・・離せよ」

「あぁ、ごめんごめん。
かずに誉められて嬉しくなってつい・・・」

「とにかく、お前が女より男が好きってこと。
カメラの前でまっ裸になる勇気があるか、そのカメラの前で男の子とHする勇気があるならやればいよ」

「カメラの前でまっ裸になる勇気もHする勇気もないけど、そういう仕事に興味がないわけでもない」

「そりゃそうだよな」

「まぁね、実際見てたわけだし、DVD持ってるわけだし・・・」

「あっ!そうじゃん」


こいつが俺のDVD を持っていることを思い出して、何だか急に恥ずかしくなってきた。


「どうしたの?
・・・あっ、俺がかずのDVD持ってること思い出しちゃった?
実はあれからも買って、全部もってるよ🎵
また新しいの出るならもちろん買うよ」

「なっ、何だよ・・・もういいよ買わなくて」

「おっ、なになに照れちゃって。
本当可愛いな。やっぱ俺、ファン止められないわ」


軽く抱きついてきた。


「ばっ、バカやめろって」

「ヤバイ・・・お兄さんに見られたら殺されちゃうよ」

「まぁとにかく、興味があるなら1度やってみたらどうかな。
駄目なら断ればいいしさ」

「・・・そうだね、ちょっと恥ずかしいけどやってみようかな。ありがとう、かず・・・チュッ」

「翔、お前なぁ・・・あっ、電話・・・社長?」


社長からLINEじゃなく、電話がかかってきた。





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