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秘密のアルバイト

第37章 潤の決断

社長から辞める事のOKをもらったその週末。
いつものように潤の家にお泊まり。
大学から一緒に帰ることに。


買い物をして、その日は夕食を食べてから潤の家に帰った。

いつものようにお風呂に一緒に入り、いつものように可愛いランジェリーを着る。
そして、いつものようにソファでテレビを見ながらイチャイチャしながらくつろぐ。

でも俺はいつもとは少し違った。
なぜ潤が仕事を辞めたいと言うことを、俺に話してくれなかったのか、その訳は何か・・・


「かず、どうしたの?
また何か心配事でもあるの?」


おでこにキスをした。


「あのね、潤・・・その・・・」

「兄貴に仕事辞めたいって言ったんだって?」

「あっ・・・うん。
一応社長からOKもらったよ」

「よかった、これで俺も誰かにかずを取られるんじゃないかって、心配しなくても済むよ」


アゴクイからキスをした。


「あっ、ごめんごめん。
そう言えば、何か聞きたい事あったんだよね。
何だった?」

「潤も社長に、仕事辞めさせてくれって言ったんだって?
社長に理由聞いていないかって聞かれたんだ。
何で俺に話してくれなかったの?」

「ちゃんと決まってからかずには話そうと思ってたんだ。
ごめん、心配させて」

「いいよ。
俺も潤が仕事辞めるのは正直、嬉しいと言うか、安心と言うか・・・
でも、どうして辞めようと思ったの?」

「うん・・・
先の事と言うか、まぁ将来の事を考えてね」

「この世界では、潤の年齢はもういい年とか何とか・・・」

「えっ⁉・・・まぁそれもあるけど・・・
それって・・・」

「いやっ・・・その・・・
就職の事とか考えてるのかなぁなんて」


ふぅ~・・・ヤバかった。

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