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秘密のアルバイト

第37章 潤の決断

『兄貴・・・あぁ、いるよ。
あ"っ?そうだよ・・・別にいいだろ。
いいところだったのに邪魔すんじゃねえよ。
・・・えっ⁉本当?
ありがとう・・・わかった、明日行くよ』


少し触られただけで、力が抜けてしまった俺は、ソファに寝そべって潤の会話を聞いていた。
不機嫌そうに話していた潤は、最後はご機嫌になっていた。


「社長だったの?」

「あぁ・・・かず、おいで」


抱き締められるのではなく、潤の膝にゴロンとした。
俺は潤の体を触ったり、腕を触ったりして話を聞いた。


「ご機嫌になったみたいだけど、いい電話だったの?」


潤も俺の頭や頬を撫でたり、体中を触りながら話をした。


「兄貴が俺が辞める事、受け入れてくれたよ。
明日ちゃんと話をしに行くことにしたから」

「よかったね。
で、いつまでやるの?」

「多分、明日話があると思うよ。
さぁ、お話はおしまい。我慢できないよ」


俺を抱き上げベッドへ運んだ。


「ねぇ潤、邪魔するなとか言ってたけど、何か聞かれたの?」

「うん、かずと最中かって言うの聞かれたから、
いいところ邪魔するなっていってやったんだ」

「もう恥ずかしいから、話すのやめて」

「いいだろ、本当の事なんだからさ。
でも本当のかずは、可愛くって超エロいんだって俺しか知らないんだよ。ちょっとした優越感」


ごめん潤・・・
社長も、言うなら智もそんな俺、知ってるよ。
これは口がさけても言えない秘密。


「潤、早く・・・
かずをもっともっと潤好みの、エロい子にして」


いつも以上かいつも通りかはわからないけど、激しく絡み合った。


「あっ・あっ・・・あんっ・いいっ!」

「かず・・・かず・・・」


限界に近づいてきたとき、また電話がかかった。
今度は俺の電話だった。

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