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秘密のアルバイト

第5章 お兄さんとの約束

まずは絶叫マシンから・・・ってことで3人で向かった。

無難に雅紀と・・・って思っていたら、雅紀はお兄さんと乗ることに。


ーえっ?俺じゃあ・・・ないの?ー


「かず、行くよ!」

「あっ、はい」

「何ボケッとしてるんだよ」


何だよ雅紀のヤツ。
さっきまで機嫌悪かったのに、お兄さんに話しかけられたら、急に機嫌よくなっちゃってさ。

お兄さんもお兄さんだよ。
俺を連れていってくれるって、言ってたのに俺の事、全然かまってくれないし。


あれっ?
何この気持ち・・・


そんなモヤモヤした気持ちをグッと堪えて、3人で思いきり遊んだ。


「あっ、俺ちょっとトイレ行ってきます」

「わかった。この辺りで待ってるよ」


俺は一人でトイレに行った。

何か二人きりにしたくなかったから、雅紀を誘おうと思ったけど・・・止めた。


「あの、お兄さん。
かずと同じバイトって言っていましたが、バイトって何ですか?
聞いてもかず、教えてくれないんです」

「そんなに気になる?」

「気になると言うか、俺に隠し事したの初めてだから・・・」

「かずが言わないのに、俺の口から言えないよ。そんなに心配?」

「いや・・・別に・・・」

「すみません、お待たせでした」

「よしっ、雅紀、かず、次は何がいい?」


また少し暗い表情の雅紀。
気になるけど、そのまま場所を移動した。







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