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秘密のアルバイト

第5章 お兄さんとの約束

「今日は本当にがとうございました」

「かずだけでなく、俺まですみません」

「気にしない、気にしない。
あっ、これよかったら使って。
俺からのプレゼント」

「えっ?!あっ、ありがとうございます」


お洒落なペンのセットをもらった。

楽しく食事をして、家まで送ってもらう事になった。

まずは雅紀の家。


「今日はありがとうございました。
それと、朝は何かすみませんでした」

「じゃあ、おやすみ」

「雅紀、またな」


少し走らせたところで車を止めた。


「どうしたんですか?」

「かず、前においで」


いわれるまま、助手席に移動した。
お兄さんも1度車を降りて、トランクから何かを出してきた。

そのとき、仕事のLine が入った。
来週か・・・


『OKです』


返事を返した。

「はい、かずにプレゼント。
Line ?誰から?」

「仕事の連絡です。来週事務所だそうです。プレゼントって、さっきもらいましたよ」

「これは、かずにだけだよ。
開けてみて」


それはたぶん、この前一緒に行ったお店で買った服。


「こんな事までしてもらって、俺、どうしたらいいか・・・」

「そんな事、気にしない。
次の仕事の時にでも、着て行って」

「はいっ、ありがとうございます」


・・・あれっ?何かもう1つ出てきたぞ?





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