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「二宮君、お疲れ様。
マジでよかったよ。超可愛かったよ。
女の子より、本当に可愛かった」

「はぁ・・・」


嬉しいような、嬉しくないような・・・

超微妙な気持ち。


「今度はちょっとした、ストーリー物を考えてるんだ」

「ストーリー物・・・ですか・・・」

「まだ決めていないけど、町で二宮君のファンと言う子に、声をかけられるところから始まるんだけど・・・」


ファンに？
声をかけられる？


「その先はまだなんだけど・・・？
どうした、二宮君」

「あの～、ちょっとお聞きしますけど、本当にファンの人に声をかけられるなんて事、あるんですか？」

「いや～、まず無いね。
相手もバレたくないから、声もかけてけないと思うよ。
今まで声かけられたなんて、聞いた事が無いなぁ」

「そうですか・・・」

「何？もしかして声をかけられたの？」

「いやっ、そう言うわけじゃ・・・
でも声かけられたりしたときは、どうしたらいいのかな・・・って」

「そうだな・・・
軽くかわしたほうがいいかも。
二宮君はこちらのほうでは超人気者だから、気を付けてね」

「はあ・・・」


こちらのほうでは、超人気者って言われても
それは喜んでいいことなんだろうか。

俺は男にモテるって、男うけするって事なのか？

人気が無いよりはいいけども、すべてにおいて、正直微妙な感じ。