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「・・・んっ？
もう朝か・・・あのまま寝ちゃったんだな」


洗面所へ顔を洗いに行った。

パンを焼き、コーヒーを入れた。
パンを食べながら携帯に目をやると、Line が届いていた。


「・・・あっ、雅紀からだ」


『かず、おはよう。体調のほうはどう？
俺はいつもかずの近くにいるから、困ったときはすぐにかずの元へ飛んでいくからね』

『体のほうは大丈夫、ありがとう。
雅紀がいつも一緒いてくれるから、助かってるよ。ありがとう、雅紀』


雅紀は子供の頃から、面倒を見てくれると言うか、世話をしてくれると言うか、いつも俺の近くにいる。

ずぼらな俺は、雅紀がいつも世話をしてくれるから、凄くたすかってる。


「そう言えば、何で雅紀は俺の事をこんなにも気にかけてくれるんだろう。
やっぱ俺がずぼらな性格だからかな」


パンを食べながら、そんな事を考えているけど、やっぱずぼらな性格だからか、そんな事を考えるのも面倒くさい。


「考えたって仕方ないや」


食べ終えた皿と、飲み終えたマグカップをキッチンに置き、カバンを持って部屋を出た。


「今日はあいつに会いませんように」