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保健室の扉の向こう

第2章 見えたもの



もう、夕方だった。


「あーなんで海端先生いないのよ…」



本当はあの子とは話したくはなかった。秘めた神秘というかなんというか…。



まあ、難しい子ってこういう子だなって思う。



でも先生になったらこういうことはあるっていう覚悟で来ている。弱音なんてだめだめ…。



今思い返せば、礼儀と言うものがなかった…。




ガチャッと保健室のドアノブを掴んで捻った。





「んあっ!!!…イクゥっ!!」




…!?

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