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保健室の扉の向こう

第4章 激しく揺れる心と身体




「口あけて、えっちだね。見かけによらず」


俺は車に乗って彼女を見て言った。まだ若干意識のあった彼女は


「そんなこと言われたのー初めてぇ」



とか何とか。


車に乗っている間もずっと話しかけられていたけど、呂律が回っていないせいでなんて言っているかわかんなかったのが大半だった。



「ついたよ」


ぼーっとしている彼女のほっぺにツンツンと触った。


「…ちゅーは?」



酔っ払いってなんでもしていいのかよ…


そう思っていながらも俺はほっぺにキスをした。

だけど、



「それはちゅーじゃない!」


俺の唇に唇を当て、舌を突き出した。

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