保健室の扉の向こう
第4章 激しく揺れる心と身体
――――
――
「じゃあ、帰りますね」
私は、玄関のところで別れを告げた。離れたら、終わるような気がした。だけど、しょうがない。
「じゃ!学校でね」
先生は気楽だ。
本当に、ひとかけらも考えてない。
小さくため息を吐いて、
「…はい」
と、一言言った。
「あ、待って」
突然、呼び止められて
「なんですか」
と、なんも気持ちがないような言い方をしたが普通に手首を掴まれて噛み付くようなキスをする。
「ちょ…っ!!」
しかも、唇じゃなく手首にキスをする。
ちくりと痛くなる心と手首。
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「じゃあ、帰りますね」
私は、玄関のところで別れを告げた。離れたら、終わるような気がした。だけど、しょうがない。
「じゃ!学校でね」
先生は気楽だ。
本当に、ひとかけらも考えてない。
小さくため息を吐いて、
「…はい」
と、一言言った。
「あ、待って」
突然、呼び止められて
「なんですか」
と、なんも気持ちがないような言い方をしたが普通に手首を掴まれて噛み付くようなキスをする。
「ちょ…っ!!」
しかも、唇じゃなく手首にキスをする。
ちくりと痛くなる心と手首。