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保健室の扉の向こう

第1章 優しさに囚われて

そうしているうちに今日の初HRは終わってしまい、今日は皆帰宅となる。



「初めてはやっぱ緊張する…。これから大丈夫かなぁ…」



私の独り言はしょっちゅうあることで私の友達はほとんど気にしない。





けど、ここは学校だった。


「大丈夫ですよ」



上から降ってきた言葉。

突然、話しかけられて驚きつつなんとか相づちを打った。


「そうでしょうか…」


このとき

やっと、顔を上げた。



黒髪でちょっと長くした髪に長めのまつげ。そして切れ長の目をおさめている黒縁の眼鏡。




すっごくイケメン…!!

どこの先生?!


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