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保健室の扉の向こう

第6章 白



笑ったはずなのに、顔は暗いままで。なんでかわからなくて私は、戸惑ってしまった。


「秀也…笑ってください」


「え?笑ってるけど」



先生ってよくわかんない。



ただの女好きで、勝手にヤって…


あなたこそ、無責任。



「私、笑った顔見たことないです。愛想笑いとか嫌なんです」




「は?」



「だから…」



そういった時には、すでに押し倒されてて、首を押さえつけられていた。






一気に空気が冷え切ったように感じた。

凍るほどの何か。



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