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Happiness

第2章 パンつながり

その日から、少し経ったある日。


お昼のラッシュも、少し弱まって。

お昼休みに入った私は

独りでスタッフルームで、

【当店自慢!

サクサククロワッサン♡】

なんて、ポップを作ってて。


流されてるテレビでは。



昔、お母さんが好きだった、


嵐が出てる。



『最近はまってること、

はまってるっていうか、最近結構料理しちゃったりしますね!』

私は相葉くんが好きだったなー笑


なんて。


お昼休みも、終わりに近づいて。

テレビを消そうとして、



『僕がハマってるのは、パンですね』


その言葉に反応する。


『あれ、翔さんもパン好きなんですか?』

『はまってるっていうか、

忘れられないのがあるんですよ』


『と、いいますと?』

『あっ、えーっと笑

あるお店のクロワッサンなんですけど。

すっごい美味しくて、忘れなれないんですよ笑』


「じゃあ、通ってるんですか?」

「やー、それが笑

行けてなくて笑」



それじゃ、ハマってるって言わないよ~笑


なんて、盛り上がってるテレビの前で、

1人固まる。



確か、私があげたのもクロワッサン。

あのキャップの人は、あれから来てない。

まさか、、、。




「んなわけないかー笑」


パン屋なんて、たっくさんあるし。

クロワッサンなら、コンビニでも売ってる。


それに、櫻井さんなら、開店前に入ってこないでしょ笑


一人でうんうん。なんて、頷いて、


テレビを消した。

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