愛しいキミへ…。
第2章 キミは知らない
笹崎さんは”嬉しいです。”と小さな声で言った。
俺はどうしていいのか分からず、”ありがとう”と笹崎さんに言った。
笹崎さんは俺に何度もお礼を言い、帰って行った。
別に俺のファーストキスをあげた訳じゃないから…。
俺のファーストキスの相手は、翔だ。
まだガキの頃、ふざけてキスしたんだ。あれはキスじゃないと翔は言うかもしれないが俺にとっては好きな相手にしてもらったんだから誰が言おうと紛れもなくキスだ。
そんな事を思って、笹崎さんが見えなくなるまでずっと見ていた。
でも、まさかこの光景を、翔が見ていたなんて、その時の俺は何も知らなかったんだ。
俺はどうしていいのか分からず、”ありがとう”と笹崎さんに言った。
笹崎さんは俺に何度もお礼を言い、帰って行った。
別に俺のファーストキスをあげた訳じゃないから…。
俺のファーストキスの相手は、翔だ。
まだガキの頃、ふざけてキスしたんだ。あれはキスじゃないと翔は言うかもしれないが俺にとっては好きな相手にしてもらったんだから誰が言おうと紛れもなくキスだ。
そんな事を思って、笹崎さんが見えなくなるまでずっと見ていた。
でも、まさかこの光景を、翔が見ていたなんて、その時の俺は何も知らなかったんだ。