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愛しいキミへ…。

第3章 戸惑い…。

翔は泣いていた。
俺はどうして翔が泣いているのか分からなかった…。
怒鳴る様に聞いたのがマズかったのか…。

しばらく考えたが…。俺は翔に聞いてみた。

「翔⁈ どうして泣いてるの?」

すると、ずっと黙ったまま下を向いていた翔が言った。

翔「急に泣いてごめん…。でもあの一件は本当にショックだったんだ。潤に彼女がいた現実を受け止めるのが…。」

俺は黙って翔の話を聞いた…。

翔「潤が俺の知ってる潤じゃなくなるのが…。
怖かったんだ。本当に彼女じゃないんだね⁈」

そうだよ。

翔「良かったぁ〜。」

「でも、どうして俺に彼女がいなくて良かったの?」

その質問はバツが悪かったのか、翔はまた下を向いてしまった…。
俺はいつも一言多いんだよな。⁈

「別に答えたくなかったらいいから…。ごめん。
余計な事聞いて…。」

すると、下を向いていた翔が俺の目を見て…思いもよらない言葉を発した…。


翔「俺、潤の事がずっと好きなんだ。
だから気になって仕方ないんだ。」 と…。

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