愛しいキミへ…。
第5章 楽しい高校生活。
「翔!?ごめんなぁ。翔に黙ってあんな事して…。怒ってるよな⁈ でもこれだけは分かって欲しい。
俺は翔が好き過ぎて、俺の事どう思ってるか知りたくて…。翔は全然好きだって言ってくれないし…。だから…。本当にごめんなぁ。許してくれる?」
翔「……。」
「俺のこと呆れたよな?本当にごめん。」
翔「……。」
俺がいくら謝っても翔は、何も言葉を発しなかった。
相当怒ってるのかな?冗談のつもりだったんだけど…。
翔には冗談が通じないところあるからな…⁈
どうしよう…。マジで別れようなんて言われたら…。
俺…、立ち直れないよ。
しばらく沈黙が続いた……。
翔「もうするなよなぁ。(小声で…。)」
「はい!?何と言ったの??」
翔「もうするなよなぁ。雅紀を使ってまでコソコソとするなよ。
女の子より雅紀にヤキモチ妬くだろうが。そんな俺…、
俺自身が嫌になるから……。俺は潤が好きなんだから。」
久しぶりに翔の口から好きって言葉聞けた。
俺は嬉しくて、翔を抱きしめた。
キツくキツく抱きしめた。
翔「潤…。苦しいよ。」
「だって久しぶりに翔から好きって言葉聞けて俺…、俺すごく嬉しいんだ。」
翔「分かったから、離れろよ。
俺を殺す気かよ。馬鹿力で抱きしめるな。」
「嬉しいくせに…。俺にこうされるの嬉しくてたまらないんじゃないの?本当は…」
翔は顔を真っ赤にしてコクンと頷いた。