愛しいキミへ…。
第6章 初デート。
(翔side)
俺たちが付き合いはじめて、半年が経った。
相変わらず、キス以外の進展はない…。
それ以上を、したいの思うが勇気が出ない…。
でも俺的に少し成長したのが、登下校の時、
学校の周辺以外は手を繋いでいる。
少しでも潤を感じていたいから……。
昼食時、雅紀に話かけられた。
雅「翔ちゃん!来週の日曜日、ヒマ??」
「来週の日曜日?! 今のところ予定ないけど…。
どうしたの??」
(本当なら俺の性格上、1ヶ月のスケジュールは決めてその通りにしないと嫌だけど…。潤と付き合いはじめてやめた…。じゃないと嫌われそうで…。)
雅「おーい!!翔ちゃーん!!!
聞いてる、俺の話??」
「はぁっ!? 聞いてなかった…。ごめん……。
話って何⁇」
雅「来週の日曜日、いつものメンバーで出掛けない?」
「いつものメンバーって、俺と雅紀、潤に智くんって事? 俺はいいけど…。二人に聞いてみないと…。」
雅「二人には了承済みだよ。あとは翔ちゃんだけなんだ。」
いつもの雅紀ならギリギリじゃないと何もしないのに、
こういうことだけは用意周到なんだから…。
でも4人で何するのだろう??
そう言えば、俺たち4人は常に行動を共にしていた。
いつも学校で噂されているのを感じていた。
自分で言うのもアレだけど、俺たち4人は顔がいいから…噂されるのは分かる気がする……。