
~夢の底─
第4章 冬色午後
「ユノは自分の人気が、人を傷つけるの知らないの?」ユノの顔をじっと見据えながら「僕のあの子にしたこと─、ユノそんなに詰っていいの?」突き放す口調が続いた。「僕の思い…ユノ、やっぱり…全然わかっていないね」唇がわらい歪み、「自分のことばかりはユノだって、同じ…」「同じ─って…?」「僕だってね…。思う夢が、あった─んだよ」ソファを回り込み、チャンミンはゆっくりとユノの正面にゆく。ひたと目を据え逸らさなかった。「人を好きになって、憧れて─あの子みたいにね……」
─下を向いた。「─それで、手紙を渡して─」口をいっとき閉じ、小さく息をつくと、「僕とでもいいって相手も思ってくれたら、どんなにいいか…夢みたいだな…って─ね」「…あ…? ─そう……」ユノの顔を見て、「僕の話、まだ終わってない」切り捨てるように云った。
─下を向いた。「─それで、手紙を渡して─」口をいっとき閉じ、小さく息をつくと、「僕とでもいいって相手も思ってくれたら、どんなにいいか…夢みたいだな…って─ね」「…あ…? ─そう……」ユノの顔を見て、「僕の話、まだ終わってない」切り捨てるように云った。
