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~夢の底─

第5章 霙──

 ─黙った。
「薬でよく眠れるでしょう」
 掠れ声で、久しぶりに喋って疲れたらしい。「チャンミン」小さい声で呼び止める。「汗、かいたみたい。起きたら、体…また拭いてくれる?」 振り返り、チャンミンが口を開こうとすると、もう軽く寝息をたて始める。















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