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私の彼は****が好き

第6章 彼友と……二人の部屋で……


***


「……り、……えり!……絵里っ!」


「………………?」


誰かに名前呼ばれてる……?


それに身体をユサユサ揺すられてるような……?



そっと目を開けると、タケルの顔が視界に飛び込んできた。


「……っ!?」


「風邪引くよ?」


あたしは、がばっ!と勢いよく跳ね起きた。


ここはウチのリビング、さっきと同じ場所だ。


「……え、え?え?ぇぇちょ、ええっ!?」


慌てて部屋をキョロキョロしたけど、どこにケンジくんはいない。


「えっ!?嘘なんで……!?」


パニクるあたし、次に自分の身体を見ると、いちおう洋服は着てる。


「……どうしたの?」

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