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私の彼は****が好き

第6章 彼友と……二人の部屋で……

「………………ご、……ごめん……さない」


優しく抱きしめてくれるタケルの腕を、そっとほどいた。


「…………なんのこと?」


あたしの深刻な顔から、タケルも重い空気を感じたみたい。


本当は死ぬほど黙っていたいけど、やっぱり黙ってるなんていけないよね。


ちゃんと言わなくちゃ……!


「……あの、タケルに言わなきゃなことがあるの!……あ、あたしィ、……あの、……えっと、」


「……なに?そんなあらたまって怖いよ?頼むから浮気したとか言わないでね?オレ死んじゃうから」


その一言で心臓がぐしゃっと潰れて止まったかも。


「……………………ごめんね」



「………………え?ええ?まさか、」

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