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私の彼は****が好き

第9章 誰にも渡さない……っ

「…………っ」


あまりにじっと見つめたせいか、その女の子と目が合ってしまった。


「……‼」



そしてあたしは思わず目を反らしちゃった。


ううぅ……なんであたしが反らすの!?
別にやましくないのに……!


なんか敗北した気分……。


まさかあたしあの子にタケルのストーカーと思われてないよね!?


あたし、彼女なんだけど……!
タケル、あたしのことあの子にちゃんと説明してくれたかな……!?



急に気になり出して。



そしたら、たまたま隣のテーブルを片付けていたスタッフのひとりに声をかけていた。


「あ、ねぇ、水野さん!?」


「……ン?なァに?絵里ちゃん?」


この人は水野さんと言って、あたしの3つ上。
あたしがよくこのお店に来るもんだから、いつの間にか仲良くなったひと。


もちろん水野さんはあたしがタケルの彼女だって知ってる。


一緒に3人で飲みに行ったこともあるお姉さん的な存在。



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