テキストサイズ

私の彼は****が好き

第9章 誰にも渡さない……っ

「……あ、うん。……ちょっとトイレ行ってくるね……」



気持ちを落ち着けようと、あたしはヨロヨロ立ち上がりトイレに向かった。


ガチャっと個室の鍵を閉めてひとりになると。


深く深呼吸。


落ち着け、あたし……。


タケルがモテるのは知ってるし、別に動揺する理由なんかないじゃん……!?


いくらあの子が巨乳で可愛くてもぜんぜん余裕だよ……っ!


あたし愛されてるもんね……っ!


なんて強がってみたけど……


あの子は毎日バイトでずっとタケルと一緒なの!
それってあたしより長く一緒にいるってこと!?


やっぱり不安になって、堂々巡りだ。


こうして頭の中わちゃわちゃになってると、個室のドアがノックされた。



しかも、


「……絵里?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ