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私の彼は****が好き

第9章 誰にも渡さない……っ

それにすっごくラブラブだった。


「今も仲良いんでしょ?勇人くんて亜也ちんのことベタ惚れって感じだったもんね」



会ったときのことを思い出してそう言うと、なぜか亜也ちんの目線がテーブルに落ちる。



「……んー、」


「どしたの?亜也ちん?」


「それがここんとこなんか変なんだよねー」


「変て?」


「なんか怪しいの!……浮気してんじゃないかと思う」


「え~、まさかぁ」


あたしは軽く笑って流そうとしたけど、亜也ちんの目はけっこう真剣だ。


「……え?なんで?なんかあったの?」


「なんかっていうか、……週末とかやたら忙しいっていうし、遊ぶ約束もドタキャンされるし。あたしといる時もしょっちゅう誰かとLINEしてるし……」


「LINE?」


「"誰?"って聞いても友だちって言うし」


「じゃ本当に友だちなんじゃない?」



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