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私の彼は****が好き

第9章 誰にも渡さない……っ

「彼氏、お店の常連さんだよ。週2くらいで来るから顔覚えた。話したことはないけど」


「えーーっ!世の中狭っまーー!」


びっくりして大きな声が出ちゃった。

でも考えたらタケルのバイト先の近くに住んでんだもんね。


常連でもおかしくないかぁ……。


「あっ、なーんだ、そうだったんだァ」


あたしが感心していると、タケルはスマホを返しながら、なぜか神妙な感じに……。


「ンー、」


「……ン?なに?」


「……でももしオレが思ってる人と同一人物ならまずいかも」


「……?なんで?」


「だってこの人、たまに女の子連れてるから」


「…………え?」


「……亜也ちゃんとは違うコだよ?」







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