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申し訳ない口調と表情で、つまり、タケルが何を言いたいのか、いくら鈍感なあたしでも分かった。


「んん!?……え!?……待って、ただの友だちかもしれないよ？」


女の子連れだからって、浮気とは限んないよね!?


でも、


「友だちっていう雰囲気じゃないよ、どう見てもつき合ってるような感じ」


「…………うっそ……！」


なんかショックだ……。

ふたりの愛の営み(？)を見ちゃったから余計にショック……。


あんなに情熱的に激しく求めて合ってたのに…………裏で浮気っ!?


「……いや、オレの人違いかもしれないけど……」


あたしがあまりにショックな顔になったせいか、タケルはちょっと焦ってフォロー。


でもタケルは(おバカなあたしと違って、)抜群に記憶力がいい。


「ま……、確信ないうちは亜也ちゃんに言わない方がいいね……」


「……」


そう言われてあたしも頷いた。

亜也ちゃんをムダに不安にさせたくない……。