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私の彼は****が好き

第12章 飲み会の夜に…………

でも妙にソワソワして部屋の隅に慌てて移動。


なんであたしの番号知ってんだろ!?
あたし教えたっけ!?


「ゆうべ一緒に飲んだよね?」


「……あ、うん……!お、覚えてるよ……!」


「良かった、絵里ちゃんかなり酔ってたから忘れられちゃったかと一瞬焦った‼」


「…………ナ、ナオくんて電話だと声変わるね……?」


焦って変な汗が出てくる。


「……あーそれよく言われる!ナオは電話だと別人だって!しかも電話の声の方がイケメンとかって!会うとガッカリするって!……オレの友だち失礼くさいと思わない?つかオレそんな顔悪いこともないよね?電話の方がイイかな…?」



「そ…………そーだね……?」


焦りまくってるあたしの気も知らず、のんきにペラペラ喋るナオくん。


こっちは冷や汗タラタラで、話の内容なんか何も頭に入ってこない。

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