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私の彼は****が好き

第12章 飲み会の夜に…………

ちらっとバスルームの方を見る。
タケルは鏡の前で顔を乾かしてるから、TELに気づいてない。


「あ、起きたんだ?もしかして今寝起き?」


「………………あ、うん……?てか……ううん?、さっき…………?」



「オレもさっき起きたとこ。今日いい天気だね?何か予定ある?」


「…………」


明るい感じの人だ、
それにやたら親しげに話しかけてくるけど……
…………どちら様???


あたしが黙ったからか、向こうのトーンが変わった。


「……オレ、分かる?」


「…………う~ん……ごめん(誰?)」


「あぁ~……ナオだよ」


「…………え?」


少しがっかりした声で"ナオ"と言われた瞬間、驚いてスマホを落としそうになった。


ナオくんッ!?


あらためてタケルを見たけど、まだドライヤー当ててる。電話に気づいてないっぽい。






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