テキストサイズ

私の彼は****が好き

第12章 飲み会の夜に…………

勇人くんは落ち着きなくタバコに火をつけた。


まだここに来て10分なのにすでに3本目……。



「亜也、オレのことなんか言ってた?」



「……え~っと、……ずっと浮気疑ってたよ……?」



「まじか……。絵里ちゃん、ほんとにアノコトバラしてない!?」


「バラしてないってば!」



「……まいったな」


着けたばかりのタバコを灰皿に押しつける勇人くん。



「……」



……実は、勇人くんがやって来る少し前まで、あたしは亜也ちんと話してた。



今、勇人くんが座ってるところ、ちょっと前まで亜也ちんが座ってた。



亜也ちんは……



「あたし勇人と別れて未来翔くんとつき合いたい」



今の勇人くんくらい真剣な顔でそうあたしに言った……。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ