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私の彼は****が好き

第13章 飲み会の夜に(タケル編)…………

"もなみ"はたまに口を利く程度の、特に仲が良いわけでも悪いわけでもない存在だった。



当然、二人きりになったのははじめて。



「暗くなってきたね。まだ帰んないの?」



スマホゲームをしていたオレに、もなみが話しかけてきた。



「なんか帰んの面倒くさくなった」



オレが答えると、もなみは目の前の席に座って、



「あたしも……!このまま泊まっちゃう!?」



そう言って笑った。



「…………」



「あはは。なんてうそ!冗談だって!タケルくんの彼女に怒られちゃうね」



「……今彼女いないけど」



「え!?A組のあのコともう別れたの!?タケルくんてサイクル早いよね!?今年何人目!?……今回はなんで別れたの?」



もなみのヤツ、急にテンション上がってる。



でも確かに、この頃のオレは誰とつき合っても長続きがしなかったのは事実だ。



「……さぁ?自然消滅的な?…………つかそっちは?」



ぶっちゃけ、もなみの男関係にさして興味なかったけど、話の流れで聞いてみた。



スマホから顔を上げると……


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