私の彼は****が好き
第14章 オレの彼女になって…………
*
ナオくんがそこまで真剣になって、あたしに教えたいことって何なんだろう……
亜也ちんにとっても重大なことなの?
あたしは結局来てしまった。
でも、その場所に来て絶句……。
ナオくんが案内したのは、都会の一等地に聳え立つタワーマンションだったから……。
「ここ!?ここなの!?……誰のマンション!?」
「ミクと仲いいヤツが借りてる。おいでよ」
「……え!?ちょっと待って……‼」
あたしを連れてきたいところってマンション!?!
なんかやっぱめちゃくちゃ怪しいんだけど……ッ!?
これ帰った方がいいよね……
また気持ちが傾きかけた。
でも、
「警戒しなくても大丈夫だよ。中には女子もたくさんいるから」