無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「どういうこと!?そろそろ話してくれても良くない!?」


「百聞は一見に……って言うでしょ？自分の目で確かめて？」


ナオくんはホテルのロビーみたいなエントランスに向かって歩いて行っちゃった。


「……っ、ま、待ってよ……っ」


つられて背中を追いかける。


入口の自動ドアを過ぎると、ある部屋の番号を押してインターホンを鳴らした。


「オレ」


『……ナオか、珍しいな……どーぞ！』


そして自動ドアが開いた。


スピーカーから聞こえたのは男の人の声だった。


でもガヤガヤしてた。かなり人数がいるみたい。


それに女の子らしき声もした。


……何人いるんだろ……!?
何やってるんだろ……っ!?


不安と好奇心が混ぜ混ぜになって、心臓がドキドキ鳴り出した……