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「……こ、こんにちはっ！」


目があったからあたしが頭を下げると、名も知らない男子はニッと微笑んだ。


「ナオの友だちなら大歓迎！どーぞ！」


部屋に来るまでけっこう警戒したけど、なんか案外大丈夫そう……！


あたしはナオくんと部屋に入った。


でも、ドアが閉じて鍵が掛かったあと、ナオくんはあたしの肩を抱き寄せてきた。


「……な、なに!?」


ビクッ‼と慌てるあたし……。


ナオくんは出迎えた彼には聞こえないように囁いた。


「……ごめん、今だけオレの彼女ってことにして？」


「………はぁ!?」


「その方が絵里ちゃんの為だと思うから。あとオレから離れないでね？危険だから」


「…………!?」


ちょっと何言ってるのかサッパリ分からない……



呆然としていると、さっきの男子がリビングのドアを開けた。


「どーぞ、楽しんでって」