テキストサイズ

私の彼は****が好き

第14章 オレの彼女になって…………

ナオくんとエレベーターに乗った。止まったのは23階。


「ここだよ」


そしてある部屋の入口でナオ君が足を止める。



さっきインターホンで押した番号がドアに書いてある。


表札はない。


なんか、ここに来てまた不安と恐怖が増してきた。



あたし、ホントにここ入って大丈夫かな……!?


自分の無謀さをちょっと後悔したけど、その間にナオくんはインターホンを押していた。


もうあたしに引き返す猶予はない、
部屋のドアが静かに開いた……。



「……よっ!」


「久しぶり。元気だった?」


「まぁぼちぼち?…………アレ?ナオの友だち?」


部屋の中から顔を出したのは、タメくらいの男子。


ラフなTシャツ姿で、どこにでもいるようなふつうの男子だ。


……なんか、ちょっと拍子抜け……っ。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ