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私の彼は****が好き

第17章 タケルの家で…………

言葉が出ない……。


「どんな夢見てたの?」


タケルはニヤニヤ笑ってる。


「……ど、どんな……って……!?……えっ!?ええっ!?……え~と…………ヒ、ヒカルくんはッ……!?」


部屋のどこにもヒカルくんの姿がない。


「とっくに起きて朝メシ食べてるよ?」


「……っ!」


隣に敷かれてあったお布団も、きれいに畳まれてる。


あたしは自分の身体を見た。
夕べ脱がされたはずの浴衣、まったく乱れてない……。


それに窓も閉まってる……!


……そうだッ!
よーく考えたら夕べ寝る前、この窓に鍵閉めたよね!?


ワタルくんとカケルくん、外から入ってこれるわけないじゃん……!?


「……え!?てことはアレ夢……!?」


思わず一人言が漏れてしまった……。


「だから、どんな(えっちな)夢見たの?」


タケルは、さらにニヤニヤして、しつこく聞いてくる。


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