片思いの彼には片思い中の彼がいる
第1章 二人の覚悟
四月の風が桜の香りとともに優しく私の髪をなでおろす。
窓の外にはこれまでとは違う ピンク色の世界が広まっていた。
「お前たちは今日から2年E組の仲間だ。仲良くするんだぞ」
私の名前は保盛透 萌瑠。
今日で芸陽学園の2年E組になった。
新しいクラス、新しい教室、新しい友だち!
たくさんの出会いが私を待っている。
春「萌瑠~ 同じクラスだね!」
前の席に座っているのは私の小学生からの親友比留川 春菜だ。
ポニーテールが良く似合うまじめでしっかり者 。
萌「そうだね、春菜!♪また一緒にいられると思うと嬉しいよ」
そういうと春菜は目を細くしてニヤっと笑った
春「ちがうちがう!私じゃなくて」
萌「?」
春「祐也くんのことだよ!」ボソッ
萌「っ!」
思わず私は飛び跳ねた。
それを見て春菜はとても楽しそうに話を続けた。
春「中学生からいくと5年連続でしょ?運命の領域超えてるって(笑)」
萌「やっ、やめてよ春菜!そんなんじゃないって…」
春菜は「どうだか?(笑)」と私に追い討ちをかけて
前に体を向き直した。
後ろからでもふふっと鼻で笑う音がする。
萌「…。」チラッ
立川 祐也。
今年も同じクラスになってしまった。
彼は成績もルックスも学年のトップである。
クールだがノリもよく 男女問わず人気者だ。
そんな彼に私は心惹かれた。
中1の春 私がクラスに馴染めずにいたところを
祐也が声をかけてくれた。
『きみの名前はなんていうの?一緒にあっちで話そうよ』
それからは祐也とずっと一緒にいた。
だんだん私は祐也に恋をしていった
どんな時も一緒だったから
多分祐也は気づいてないだろう
『もし同じ高校に受かったら 告白しよう』
私はがんばって勉強した
今まで苦手だった数学も4に上げた。
第一志望が受かった時は泣いて喜んだ。
これでまた一歩祐也に近づけた
私は高1の夏 祐也に告白した。
失敗しても仕方ない そう思っていたから振られたときは「ああ、やっぱりか」って感じだった
けれど私は祐也の一言を聞き捨てならなかった。
祐『俺が好きなのは…お、男なんだよ…///』
#####
それから祐也とはまともに話せずじまいでいる。
あの時もっと真剣に祐也の話を聞いておけば祐也とこんな関係にならなくてすんだのかもと少し後悔している。
窓の外にはこれまでとは違う ピンク色の世界が広まっていた。
「お前たちは今日から2年E組の仲間だ。仲良くするんだぞ」
私の名前は保盛透 萌瑠。
今日で芸陽学園の2年E組になった。
新しいクラス、新しい教室、新しい友だち!
たくさんの出会いが私を待っている。
春「萌瑠~ 同じクラスだね!」
前の席に座っているのは私の小学生からの親友比留川 春菜だ。
ポニーテールが良く似合うまじめでしっかり者 。
萌「そうだね、春菜!♪また一緒にいられると思うと嬉しいよ」
そういうと春菜は目を細くしてニヤっと笑った
春「ちがうちがう!私じゃなくて」
萌「?」
春「祐也くんのことだよ!」ボソッ
萌「っ!」
思わず私は飛び跳ねた。
それを見て春菜はとても楽しそうに話を続けた。
春「中学生からいくと5年連続でしょ?運命の領域超えてるって(笑)」
萌「やっ、やめてよ春菜!そんなんじゃないって…」
春菜は「どうだか?(笑)」と私に追い討ちをかけて
前に体を向き直した。
後ろからでもふふっと鼻で笑う音がする。
萌「…。」チラッ
立川 祐也。
今年も同じクラスになってしまった。
彼は成績もルックスも学年のトップである。
クールだがノリもよく 男女問わず人気者だ。
そんな彼に私は心惹かれた。
中1の春 私がクラスに馴染めずにいたところを
祐也が声をかけてくれた。
『きみの名前はなんていうの?一緒にあっちで話そうよ』
それからは祐也とずっと一緒にいた。
だんだん私は祐也に恋をしていった
どんな時も一緒だったから
多分祐也は気づいてないだろう
『もし同じ高校に受かったら 告白しよう』
私はがんばって勉強した
今まで苦手だった数学も4に上げた。
第一志望が受かった時は泣いて喜んだ。
これでまた一歩祐也に近づけた
私は高1の夏 祐也に告白した。
失敗しても仕方ない そう思っていたから振られたときは「ああ、やっぱりか」って感じだった
けれど私は祐也の一言を聞き捨てならなかった。
祐『俺が好きなのは…お、男なんだよ…///』
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それから祐也とはまともに話せずじまいでいる。
あの時もっと真剣に祐也の話を聞いておけば祐也とこんな関係にならなくてすんだのかもと少し後悔している。