
黄金協奏曲
第1章 #1 二宮side
「はーめんどくせぇ」
担任に命じられた新入生案内係
「ったく急なんだよな~。」
そう。
こうやって命じられたのも昨日の話。
突然担任に呼び止められこの有り様。
「サボろっかな。」
自販機でジュースを買ってすぐそばにある椅子に座る。
窓の外を見れば生徒会が正門で新入生とその親に挨拶をしている。
「………仕方ねぇか」
ジュースを飲み干し空の紙パックをゴミ箱に入れた。
櫻「あ!二宮ここにいたのかよ!!!」
後ろから怒鳴り声が届く。
「やっべ…」
櫻「もう体育館に新入生集まってっから誘導してやって!」
「へーい」
手をひらひらさせて応答する。
生徒会会長の櫻井翔。
同じ学年だけど同じクラスになったことないからそこまで喋ったことない。
すっげー優等生だと噂では聞いてる。
まぁ会長やるぐらいだから優等生なんだろうな。
「さてと行くか。」
立ち上がって体育館に行こうとした。
櫻「あっ!」
「うわぁっ!!!んだよ…櫻井。ビビらせんな。」
櫻井が廊下の角からひょこっと顔を出した。
櫻「腕章。渡すの忘れてた。付けといて。」
「はいはい。」
櫻井から渡された腕章を腕に付ける。
櫻「よし!それでおっけー!笑」
あ、笑った…。
櫻「じゃあそれでよろしく!」
そう言って走り去った。
「ったくどいつもこいつも人使い荒いな。」
俺は体育館に向って歩いた。
担任に命じられた新入生案内係
「ったく急なんだよな~。」
そう。
こうやって命じられたのも昨日の話。
突然担任に呼び止められこの有り様。
「サボろっかな。」
自販機でジュースを買ってすぐそばにある椅子に座る。
窓の外を見れば生徒会が正門で新入生とその親に挨拶をしている。
「………仕方ねぇか」
ジュースを飲み干し空の紙パックをゴミ箱に入れた。
櫻「あ!二宮ここにいたのかよ!!!」
後ろから怒鳴り声が届く。
「やっべ…」
櫻「もう体育館に新入生集まってっから誘導してやって!」
「へーい」
手をひらひらさせて応答する。
生徒会会長の櫻井翔。
同じ学年だけど同じクラスになったことないからそこまで喋ったことない。
すっげー優等生だと噂では聞いてる。
まぁ会長やるぐらいだから優等生なんだろうな。
「さてと行くか。」
立ち上がって体育館に行こうとした。
櫻「あっ!」
「うわぁっ!!!んだよ…櫻井。ビビらせんな。」
櫻井が廊下の角からひょこっと顔を出した。
櫻「腕章。渡すの忘れてた。付けといて。」
「はいはい。」
櫻井から渡された腕章を腕に付ける。
櫻「よし!それでおっけー!笑」
あ、笑った…。
櫻「じゃあそれでよろしく!」
そう言って走り去った。
「ったくどいつもこいつも人使い荒いな。」
俺は体育館に向って歩いた。
