
社長様のモノ
第2章 二人の関係
命令口調の嫌なヤツの声が扉の向こうから聞こえた。
「やっぱり、私…着れな……
「着ないなんて言うなら、俺が着替えさせてやるけど」
………着ます」
うわーーーん。
すっかり、あっちのペースだ。
私は渋々、カッターシャツとスカートを脱ぎ、
綺麗なドレスに袖を通す。
お尻も、
胸も、
腰も、
全部 私に合っていた。
自慢じゃないけど、普通の服とかドレスとかは、
ほとんど 胸がきつかったりして 着れなかった。
胸に合わせて服を選んだら、大きいサイズになったし。
なのに、このドレスは、全て私に合っている。
