
社長様のモノ
第2章 二人の関係
軽く煌貴を睨むと、
男の人と目がバチッと合った。
「この小ちゃいの、なに?」
数秒経った途端、彼は私を指差しながら 煌貴に尋ねた。
ち、小ちゃいのって…‼︎
これでも気にしてるんだからっ‼︎
中学の時も、高校の時も、平均身長まで届かなかったし‼︎
「ちょっと‼︎ 失礼ですよ‼︎ チビだって わかってるけど、そんなどストレートに言わなくてもイイじゃないですかっ」
私は 腰に手を当てて、失礼な彼を 睨む。
私が言った後、驚いた表情を見せる彼。
ふんっ‼︎ どうよ!?
私だって、言い返せるんだからっ‼︎
そう高飛車な気持ちで 彼を見下ろした。(気持ちだけ)
その彼の隣では、腹を抱えて 笑っている煌貴。
「…ククッ…」
「煌貴も笑わないでっ‼︎ っていうか、ココに何しにきたんですか!?」
