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社長様のモノ

第2章 二人の関係



律さんを、睨みつけてるような感じ。



「律。コイツは、今までのとは違うから」





低く威厳のある声で 言い放ち、


律さんが口を開く前に 私の手を取った。




「行くぞ、杏樹。詳しくはまた今度な」




一言めは私に向けて言い、二言めは 律さんに向けて言った。


私の手をグイグイと引っ張り、私は 煌貴の後を追いかける。



自動ドアがウィーンと開き、私たちは外に出る。




ドアが再び閉まる時に見えた、律さんは


頬を緩め、笑っていた。





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