
社長様のモノ
第1章 派遣先は…
私は社長さんに近づき、隣まで来たところで 社長さんを見る。
「あ…の、本当に…、ここなんですかっ…?」
「当たり前だろ。俺が嘘 なんてつくか」
だって、冗談にしか聞こえないんですもん。
プクゥ、と少し頬を膨らましていると、
「…ひゃ…っ…」
ふわっと体が宙に浮き、硬く冷たいところに尻をつけた。
いきなりすぎて 瞑ってしまった目を恐る恐る開くと
目の前には社長さんの顔がどアップで。
私は社長さんの机の上に乗せられていた。
「身体検査を始める」
悪魔みたいな意地の悪い笑みを浮かべて、言った。
し、身体検査ぁ??
そんなもの、資料には何も…
「ひゃあっ……なっ、なにをっ……///」
前で留めていたスーツの牡丹をブチッとちぎられ、薄い白のカッターシャツが現れた。
白だから、ブラが透けるわけで。
私は顔を真っ赤にして、胸を隠すように両手で覆う。
「身体検査だ。最初に言っておくが、逃げ場は無いからな」
ペロッ、と獲物を喰らう獣みたいに舌を出して、私に言った………
