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twin★love

第9章 9★傷つけてまで

秋山先輩との帰り道、顔を覗きこまれて、亜子は一瞬ヒヤリとする。

先輩には絶対に迷惑かけられない。

だから、このことは秘密にしておかなくちゃ。

「平気です!」

「そう?無理しないでね。」

その先輩の優しさに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「ねえ、亜子ちゃん。」

突然足を止めて、立ち止まった秋山先輩。

亜子も足を止める。

「亜子ちゃん…」

秋山先輩の手が亜子の肩に置かれた。

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