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twin★love

第9章 9★傷つけてまで

本棚にはたくさん並んだ本。

蓮の部屋にある本といえば、マンガしかない。

「亜子?」

『あ、あれ?あたしなんでこんなに蓮ちゃんのことばっかり考えてるの?』

「なんでもない!」

亜子は晴の隣に座る。

「晴ちゃんの部屋来るの、久しぶりだね。」

「そうだね、…ねえ、亜子、今辛いこと、ない?」

晴はずっと考えていたことを思いきって聞いた。

亜子を傷つけたのは、自分。

だけどわかる。




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