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twin★love

第11章 11★君のため

「ちょっと蓮!いつまで亜子ちゃん取り込んでんの!あたしももっと話したいの!」

凛が蓮の部屋のドアを開け、亜子の腕を引っ張って下に降りていく。

「亜子ちゃん!今ね、あたし名付で悩んでて…」

凛は机の上に広げた名前の本を亜子に見せる。

「凛姉!何勝手に…」

「は?」

昔から凛と蘭には弱い蓮。

そんな光景を見て亜子は久しぶりに心から笑った。

その笑顔を見て、晴はホッとした。

そして少し悲しくもなった。

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