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twin★love

第11章 11★君のため

無邪気に楽しそうに笑う麗美。

「母さん!あのな!」

「蓮、最近いつもイライラしてて、お母さんの言うことも全然聞いてくれないし…」

蓮はそんな母親の顔に昔から弱かった。



そんなこんなで今の状況に至る。

亜子は寝られるはずもなく、目はギンギンに冴えていた。

両側には蓮と晴。

寝息が聞こえてこないから、きっとどちらもまだ眠っていない。

『寝るんだ!亜子!』

そうして目をぎゅっとつむっていると、だんだん意識がポーッとしてきた。

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