テキストサイズ

twin★love

第11章 11★君のため

長いまつげを閉じて安らかな寝息をたてる亜子を見ながら、蓮は思わず微笑んだ。

「バーカ、少しは意識しろっての…」

無防備な寝顔は蓮の中にある亜子への思いを大きくしていく。

「なあ、晴。」

「ん?」

蓮が起き上がると晴もベッドから起き上がった。

「亜子、何されたって言ってた?誰に、どんなこと?」

「詳しくは教えてくれなくて…亜子らしいよな。優しすぎるから、亜子は。」

そうだ、昔からそうだった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ