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twin★love

第11章 11★君のため

亜子は大きく体をよじった。

「やっ…!」

そしてその目からは大粒の涙。

「…ごめんなさいっ…あたし…」

どうして抵抗なんかしてしまったのだろう。

自分と先輩は恋人同士で、キスするのは当たり前なのに。

「俺こそ、無理やりこんなことしてごめん。…亜子ちゃん、俺達、別れよう。」

「え…」

「亜子ちゃんのこと、好きで、すごく好きで。だからこそ、亜子ちゃんが他のやつを思いながら、それをわかっててそばで見てるのは、かなり…きつい。」

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